
2019年の「好きな芸能界の“ご意見番”ランキング」で
見事1位を獲得したマツコ・デラックス。
辛口ながらもウィットに富んだ発言が
全世代に指示されているマツコ。
実は私もめちゃくちゃ好きです。
見識が広いからか、
すごく筋が通っていて自然と納得できるし、
男性目線と女性目線の両方を持っているので、
歯に衣着せぬ言い方はするけれど、
頭ごなしの否定はしないんですよね。
間違っていることや違うと思うことはハッキリ言うけれど、
「でも、そういう人いるよね」
「でも、気持ちはわかる」
と一部は共感するので救われるというか。
マツコはゲイ雑誌の雑誌編集者をしていた過去を明かしていますが、
ゲイ雑誌で培われた男性目線・女性目線が、
今のマツコのコメント力を支えている部分もあるんじゃないかと思います。
マツコのコメント力を培った編集者時代
雑誌「Badi(バディ)」
「Badi(バディ)」は1994年11月から創刊されているゲイ雑誌。
ゲイ文化を牽引してきたと言われる代表的なゲイ雑誌なんだとか。
もともとマツコは美容師見習いとして働いていましたが、
当時テレビ出演が増えてきたゲイのアクティビスト(活動家)に触発され、
Badiの編集者になったと語っています。
美容師は目の前の人の表情や感情の機微に敏感な職業ですが、
雑誌編集は見えない相手の感情の機微に敏感でなくては務まりません。
これはやはり、編集者としての経験が
マツコの繊細なコメント力の原点になっているのではないでしょうか。
ちなみに当時、同誌のスーパーバイザー/編集長代行を務めていた小倉さんは、
「この子はデキる。編集者向きだ」
と思ったことをインタビューで語っています。
そう思ったきっかけは、
雑誌に必要な感覚を学ばせるべく始めたランチミーティングで、
自分の好きなものに偏ったり、適当にお弁当を買ってくる人もいる中で、
マツコが前菜、主食、デザートまでしっかり用意して食べていたから。
相手のことを考えて、様々な材料を組み合わせ、加工し、盛り合わせる。
うーん、女子力高いな!
そして、マツコはランチや雑誌編集だけでなく、
コメントをするときでも同じように相手のことを考えて、
様々な知識や情報を組み合わせて、加工して表現しているのですね!
これがマツコの刺さるコメント力の秘密か・・・!
応用力が凄まじいな・・・!
やっぱりマツコは尊敬するわ〜
ちなみにマツコを育て、
25年続いたこの雑誌、
2019年1月の3月号の発売をもって、休刊になりました。
自分を輩出した雑誌の休刊に、
マツコは何を思うのでしょうね・・・
マツコ・デラックスの著書一覧
マツコは雑誌を編集していただけでなく、数多くの著書を手がけています。
ここに著書のタイトルと各書籍のリンクを貼っておきますね。
単著
共著
その他連載雑誌
- 週刊女装
- 本当にあった笑える話
- コミックワイドショー
- すてきな奥さん
- マツコ・デラックスの『流行人 百面相スケッチ』
- マツコ・ヨットスクール
- 矢来町心中
- うさぎとマツコの往復書簡