
過去最大規模の台風と言われた台風19号。
気象庁が異例の事前会見をひらくなど、
台風が来る前からその影響が懸念されていました。
その台風19号は、予想通りの進路で東海、
甲信越、関東に甚大な爪痕を残していきました。
北陸地方では、雨や強風はあったものの、
大きな被害はなく夜が明けたかと思ったところ、朝のニュースを見てビックリ!
なんと、北陸新幹線が水没しているではありませんか、、、!
しかも、水が引くのに時間がかかるため、
すぐに復旧はできないとのこと・・・
え、東京〜金沢・富山間が封鎖されてしまったのか!?
いや、何か方法はあるはず!
三連休あけから出張・旅行の人のために、
東京〜金沢・富山間の特急・新幹線の運行情報をまとめました!
目次
北陸新幹線の金沢〜東京区間復旧はいつ?
甚大な被害があった北陸新幹線。
水没被害の復旧中でも、
金沢〜富山間の「つるぎ」は通常通りの時間と本数で運行されるようです。
東京〜金沢の「かがやき」「はくたか」の復旧は25日からで、全線の9割が復旧するそうです。
あれだけの被害があったにもかかわらず、この短期間で9割復旧とは!
さすがJR!頼りになりますね!
具体的なダイヤが23日に発表されました!
公式PDF東京〜金沢間上り下り線ダイヤはこちら(PDF)25日までは金沢〜東京を直通で繋げられないものの、
金沢〜糸魚川までは「臨時はくたか」を走らせているようです。
時間は2時間に1本程度だそうなので、
乗り損じると2時間待ちコースになってしまうので
早めに駅に到着されることをオススメします!
水没の影響があるエリアでは、
水没した本線の復旧を最優先とし、
安全を確認してからの運行開始となります。
運休情報は公式サイトよりもTwitterの方が早く情報が流れていますので、
お出かけの前にまずTwitterで運行情報を確認されることをオススメします!
「臨時はくたか号」の運行時刻は?
臨時はくたか号の運行時間について、
公式情報を運行表の形にまとめました!
座席は自由席1〜4号車のみの運行のようです。
これは、混み合いますね、、、!
糸魚川⇒金沢方面
号数 | 糸魚川発 | 金沢着 |
---|---|---|
はくたか491号 | 6:48 | 7:38 |
はくたか451号 | 8:44 | 9:35 |
はくたか453号 | 10:12 | 11:02 |
はくたか457号 | 11:39 | 12:30 |
はくたか459号 | 12:48 | 13:39 |
はくたか463号 | 14:30 | 15:20 |
はくたか465号 | 15:30 | 16:20 |
はくたか467号 | 16:30 | 17:20 |
はくたか469号 | 17:33 | 18:24 |
はくたか471号 | 18:48 | 19:38 |
はくたか473号 | 20:28 | 21:19 |
はくたか475号 | 21:28 | 22:19 |
はくたか477号 | 22:31 | 23:21 |
金沢⇒糸魚川方面
号数 | 金沢発 | 糸魚川着 |
---|---|---|
はくたか452号 | 6:13 | 7:03 |
はくたか454号 | 7:23 | 8:13 |
はくたか458号 | 9:21 | 10:11 |
はくたか460号 | 10:56 | 11:45 |
はくたか462号 | 11:56 | 12:45 |
はくたか464号 | 12:56 | 13:45 |
はくたか466号 | 13:56 | 14:45 |
はくたか468号 | 14:46 | 15:35 |
はくたか470号 | 16:09 | 16:59 |
はくたか472号 | 16:50 | 17:39 |
はくたか474号 | 18:09 | 18:59 |
はくたか476号 | 19:02 | 19:51 |
はくたか478号 | 20:17 | 21:07 |
はくたか490号 | 21:35 | 22:24 |
「かがやき」「はくたか」の代わりにオススメの東京〜金沢、富山の乗り継ぎルートは?
東京から一本直通が便利なかがやき。
水没復旧するまではその便利ルートが凍結されてしまう、、、
これから私たちはどうやって東京〜金沢、富山を行き来すればいいんだ!
という人のために、オススメの乗り換えルートをお伝えしておきます。
オススメ度4
東京(東海道新幹線)
↓
米原(しらさぎ)
↓
金沢(普通電車)
↓
富山。
北陸新幹線が開通するまでの常套手段として用いられてきたルートです。
東京〜金沢間の出張が多い人ならば、
一度は使ったことがある馴染みのルートでしょう。
しかし、それだけ知っている人が多いルートでもあるため、
東海道新幹線は既に混雑が始まっているそうです。
馴染みのルートが安心するという方はこちらがオススメですが、
混み合うのが嫌な人は次に紹介するルートが良いでしょう。
オススメ度5
東京(上越新幹線)
↓
越後湯沢(ほくほく線快速)
↓
直江津(普通電車)
↓
富山(普通電車)
↓
金沢。
新潟経由で、東京〜富山間の出張が多い人に馴染みのルートです。
金沢着の人にとっては若干遠回りにはなりますが、
その分東海道新幹線経由よりは混雑が避けられるというメリットがあります。
また、こちらのルートの方がお安く移動できるというメリットもあります。
水没があった線路はどこ?
水没があったのは、
長野県の千曲川流域にある長野車両センターです。
台風による大雨で千曲川が氾濫し、
車両が根こそぎ水没してしまったようです。
もともとこの地域は、
ハザードマップで大規模な災害予想地区にも入っていました。
ハザードマップの浸水予想では、
浸水時の深さは10〜20m、
水が引くのに必要な時間は最大である4週間未満となっています。
これだけ深刻な水害予測地区であったなら、
気象庁が異例の会見で注意を呼びかけたことを重く受け止め、
水害被害が少ない地域に車両を移動するなどの対策が欲しかったですね、、、
ここ最近、「数十年に一度の〜」という災害が毎年、
なんなら数ヶ月おきに立て続けに起きています。
今後もまた災害が起きる可能性は十分に高いので、
今回のことを教訓に、対応策を練ってほしいですね!
個人的な素人意見としては、
車両は全部北陸に集めてしまえばいいと思います。
北陸は地形が特殊で、
白山や立山連峰にぐるっと囲まれていますので、
台風が見事に逸れていくんですよね〜
直撃の予想が出ることはありますが実際に直撃した記憶がない、、、
大抵は滋賀や岐阜のあたりでグググッと曲がっていきます。
受け入れられる車両の数にも限界はあると思いますが、
できるだけ北陸に避難させておくのは一つの手段なのかなと思います。
水没した車両は?まだ使えるの?
水没の被害にあった車両は、
北陸新幹線の全車両の三分の一にあたる10編成の120両です。
こうして数字で見てみると、
更にことの深刻さがわかりますね、、、
水没の様子を見るに、
車両は足回りが完全に泥水に浸かってしまっています。
新幹線は電気系統が足回りに集中していますので、
これらは総取っ替えになることでしょう。
さすがに一度水に浸かりきった電気系統は怖い、、、怖すぎる、、、
ただ、唯一の救いは、車両が見えなくなるほどの水位ではないので、
恐らく座席シートは無事と思われることでしょう。
新幹線は1両あたり2.7億かかるそうです。
10編成だと全部で328億。すごい金額ですよね。
なので、恐らく全部作り直しではなく、骨格やシートなど、
使える部分は再利用になるのではないかと思います。
水没復旧にかかる見込み期間は?
北陸新幹線は長野基地の設備と車両三分の一、
そして本線の一部も水没という大きな損失が出てしまいました。
まず、そもそも水が引かないことには復旧が始まらないのですが、
水が引くのがまず3〜4週間前後かかるとみられています。
当然この間に雨が降ったり、
また台風が発生してしまったりすればもっと遅くなります。
水が引いてからは詳しい被害状況の調査と復旧の方針を固め、
復旧に入っていく、という流れになりますが、
これにどれだけの時間がかかるのかは、
現在の段階では何とも言えないそうです。
そのため、JRは復旧の目処は立っていないとしています。
まとめ
今回の台風19号では、
長野だけでなく宮城など複数の地域で冠水や河川の氾濫が起きています。
台風の後は晴れるとは言っても、
これだけの規模の浸水被害ですから、
水が引くにも時間がかかります。
三連休開けから新幹線が使えないと仕事に支障が出るなど、
復旧を急ぐ声も多く上がるとは思います。
しかし、まだまだ水流も速かったり、
水の中には重機が入れなかったり、うまく身動きが取れないということもあります。
復旧に関わる職員さんたちには、
台風後ではありますが、くれぐれも命を守ることを優先して頂きたいですね。