
5月1日から受付が開始された、
中小企業や個人事業主に向けた救済対応である持続化給付金ですが、
すでに申請から2週間を過ぎたのにまだ振り込まれない、という声が多発しています。
ここでは、
・持続化給付金の申請の正しい手順方法は?
・完了通知メールが届かない場合は申請できていない?
・申請不備があるかどうかの確認方法は?
・持続化給付金の振り込みが遅れている理由はなぜ?
・持続化給付金の入金予定はいつ?
・持続化給付金に関する問い合わせ先は?
について情報をまとめました。
目次
持続化給付金の申請の正しい手順方法は?
まずは正しい持続化給付金の申請方法について再度確認していきましょう。
持続化給付金の申請は原則、電子申請によって行われています。
インターネットがないなどの理由により電子申請が難しい場合は、
全国に設置する申請サポート会場にて申請は可能ですが、
その場合書類に不備があると何度も足を運ぶ必要がありますので、
事前に書類は念入りに確認しておきましょう。
申請に必要な書類や、給付の対象者、申請の詳しい手順については、
公式ホームページやYoutubeで情報発信がされています。
とくに申請方法については、
実際に申請画面を見ながらどう入力していくのかがよくわかりますので、
自分が行った申請が正しかったかどうか気になる人は、
Youtubeの動画で復習してみても良いでしょう。
基本的には持続化給付金の専用サイトにマイページが作られ、
ログインして「申請番号」が表示されていれば、申請が完了していると認識して良いようです。
毎日午後14:00~15:00がメンテナンスで表示できないので、
その時間帯を避けて確認してみてくださいね。
完了通知メールが届かない場合は申請できていない?
持続化給付金の申請の折に、「仮登録」のメールは届くのですが、
「本登録完了」と「申請完了」のメールが届かない、という声が見受けられます。
調べてみたところ、どうやらこれは正しい仕様のようで、
基本的に持続化給付金の申請では「何か問題があった場合のみ通知する」という、
沈黙ば是の形で「本登録完了」「申請完了」のメールは送信しないようです。
私も実際に持続化給付金の申請を行ったのですが、
メールボックスに届いているのは「仮登録が完了しました。」という本登録を促すメール1通のみです。
しかし、確かに申請フォームで情報入力してから最後の完了ページたどり着き、
現在もマイページに申請番号が表示されていましたが、
Twitterなどで話題になっている「赤枠」が表示されることもなく入金となりました。
やはり「本登録完了」と「申請完了」のメールが届かないのはデフォルトの仕様のようですね。
申請者を惑わせないためにメールの1通や2通自動送信させるくらいわけない気がしますが、
メールを送ることで生じる問い合わせなどを避けたかったのでしょうか・・・?
実際の申請フォームは非常にわかりやすく、
入力しやすいユーザーインターフェースになっていたのに、
最後の詰めが甘かったように思います。
申請不備があるかどうかの確認方法は?メールが届かない場合はどうする?
持続化給付金の申請に不備があった場合は、
不備があった旨を知らせるメールが届くそうです。
基本的に仮登録の時にちゃんとメールが届いていれば、
ちゃんと持続化給付金事務局のメールは受け取れる設定となっているということになります。
後述しますが、現在持続化給付金の審査は当初の予定より大幅に遅れが生じています。
なので、待っていてもメールが届かない場合は、
単純に審査が遅れているだけの可能性が高いでしょう。
しかし、やはりメールが届いていないだけで不備があったのでは・・・?と気になる人は、
マイページにも不備があった旨が表示されるようなので、
こまめにマイページをチェックするのも良いでしょう。
持続化給付金の振り込みが遅れている理由はなぜ?入金予定はいつ?
持続化給付金の申請が始まったのは5月1日でした。
当初の予定では申請後2週間程度で振り込み通知と登録講座への入金がされるという話でしたが、
すでに申請を完了してから2週間経つ人からは「まだ入金されない」という声が後をたちません。
こうして振り込みが行われたという人もいる一方、
5月1日申請でも「まだ振り込まれない」という
入金の遅れが起きている理由はなぜなのでしょうか?
これは、
「日本の役所にIT導入が致命的に遅れていること」
が原因と言えるでしょう。
申請開始の5月1日は申請開始を待っていた人たちのアクセス集中により、
マイページにアクセスできないほどに多くの人が持続化給付金の申請を行っています。
これが欧米諸国のようにお役所仕事にITが普及している国であれば、
電子申請から自動で情報の整合性をとり、即審査完了・入金とできるのでしょうが、
日本ではこの整合性をとる作業をすべて人の手によって行っています。
これは詐欺などによる不正給付を防ぐためにも「間違いがない確認」を行うために、
人の手によって確認を行うと報道されていますが、
根本的なことを言ってしまえば、単純に日本のIT導入が遅れていることが原因と言えるでしょう。
例えばこれが、全国民のマイナンバーに紐づけて、
基礎情報や家族情報、口座情報や確定申告の内容などがすべて紐づいて管理できていれば、
マイナンバーを入力するだけでシステムが自動で確認をとってくれるのですが、
現状の日本のシステムにはそこまでの情報管理ができていません。
今ちょうど、マイナンバーで口座情報を管理するという案が国会で出ていますが、
今通ったところで持続化給付金の入金が早くなるわけではないので、
持続化給付金の入金については、ただひたすら待つことしかできないのが実情です。
しかも、今は全国民への一律10万円給付の申請も始まったばかりで、
そちらの申請の確認も合わせると、本当に膨大な申請の整合性をとる必要があります。
人と時間は限られていますから、なかなか膨大な申請を捌き切れていない、というのが現状のようです。
何せ次々とくる申請を捌き切れていないのが給付が遅れる原因なので、「いつ給付されるのか?」については本当に見通しがつきません。
持続化給付金の申請を行った順番にしたがって審査は進むわけではないようで、
5月1日に申請して振り込まれない人もいれば、5月7日に申請して振り込まれた、
中には申請して1週間ほどで振り込まれたという人も様々です。
持続化給付金の5月1日の初日申請組でいまだに、入金も不備メールも来てない人っていますか😭
私は10万番台ですが、また何も進展ありません。あえて言えば新赤枠か付いたぐらい。
不安でゲロ吐きそうです😫#持続化給付金#持続化給付金赤枠#持続化給付金振り込まれない— MR.HAPPY (@lovespred1979) May 20, 2020
顧問先から依頼された持続化給付金申請
・5/7申請
・570000台
・法人
・信用金庫
5/19に無事振込されました
顧問先からとても感謝されました
自分のやってる仕事のやりがいを感じる唯一のひと時でした
※顧問先の許可を得て写真は掲載してます
#持続化給付金 pic.twitter.com/I1wum18yPO— マァサ@主にゲーム垢 (@marsa0119) May 20, 2020
私の場合、5月3日に申請を行って申請番号が30万台でしたが、
特にメールもマイページのメッセージ表示もなく、
5月19日にしれっと入金されていました。
なので、私の場合は予定していた2週間から大幅に超過することなく
審査完了・振り込みとなりました。
本当に色々な声がありますし、
はっきりとしたことは公表されているわけではありませんが、
おそらく入力した業種種別や給付予定金額などにより、
倒産の危険性が高く緊急対応が必要な方が優先して審査されている印象を受けます。
しかし、毎日入金された、という声は上がってきていますので、
全く審査が進んでいないというわけではありません。
今は待つしかできませんが、少しでも早く審査が行われることを願って、辛抱の時期です。
持続化給付金に関する問い合わせ先は?電話やメールでもできる?
持続化給付金に関する問い合わせ先ですが、公式ホームページにコールセンターの番号やLINEアカウントが開設されています。
ただし、コールセンターは常に繋がりにくい・・・というかほぼ繋がらない状況にありますので、
問い合わせ受付時間開始直後に連絡をいれてみるか、
LINEの方がまだ問い合わせやすいかもしれません。
「まだ入金されない、振り込みはいつ?」と問い合わせた場合、
返ってくる返答は
・申し訳ありません
・現在審査を順次行っているところである
・入金時期についてはこちらからはお答えできない
・もうしばらくお待ちください
というテンプレの謝罪対応となってしまいますし、
本当に何かわからなくて問い合わせをしてきている人の妨げになってしまいます。
気持ちはよくわかりますが、電話しても審査が早まることはありませんので、
ここは辛いですが入金通知または振り込みがあるのをじっと待ちましょう。
他に何かわからないことがあれば、まずは公式サイトの「よくある質問」をみて、
そこに情報が記載されていないことを確認してからコールセンターもしくはLINEでお問い合わせすることをおすすめいたします。
まとめ
いかがだったでしょうか?
・持続化給付金の申請方法は公式サイトやYoutubeで確認
・完了メールが届かなくても「申請番号」が表示されている完了している
・持続化給付金の審査が遅れている原因は確認が手作業だから
・持続化給付金の入金時期は不確定
・問い合わせはコールセンターまたはLINEアカウントからできる
ということを紹介してきました。
来月の支払いに困り、倒産の危機にある中小企業や個人事業主も少なくない中で、
ただ待つしかないというのが非常にもどかしいですが、
現状の日本のシステム・仕組みではそれ以外には方法がありません。
苦しい時期ですが、審査に通れば必ず入金される制度ですので、
今はなんとか耐え凌ぎましょう・・・!