
10月22日、無事予定通り即位礼正殿の儀が執り行われましたね!
当日は雨が降っていたにも関わらず、
儀式が始まる直前に晴れて美しい虹がかかったり、
雨上がりの澄んだ空気でくっきりと富士山が見えるようになったりと、
なんとも神秘的な現象が起きました。
午後0時58分、即位礼正殿の儀を前に都内の空にはうっすらと虹がかかりました。 =樋口慧撮影https://t.co/qOJKigLYDP pic.twitter.com/L3DodAFt1n
— 日経 写真映像部 (@nikkeiphoto) October 22, 2019
虹もそうだけどずっと雨だった静岡で即位礼正殿の儀の後、晴れて富士山が顔を出すってもう鳥肌もの… pic.twitter.com/vBwTFQWnrb
— nyago (@nyagonesi1007) October 22, 2019
ネット上では天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ)伝説だ!と大盛り上がり。
いやはや、世の中不思議なことって起きるものですね!
残る新天皇即位に関する大きな儀式としては、
大嘗祭が残っています。
もともと上皇さまの時代から
皇室への関心は高まっていることは周知の事実でしたが。
今回の即位礼正殿の儀では、
中継していたNHKは視聴率が22.3%にも登り、
国民の皇室への関心度の高さがよく伺えました。
今年大ヒットした2期連続ドラマ「あなたの番です」でも、
最終回の視聴率は19.4%でしたので、
これがいかにすごい数字なのかがわかりますね!
まさに社会現象です。
そんな中、国民の関心は延期されたパレードの実施と、
次の大きい儀式である大嘗祭です。
大嘗祭について、気になる情報をまとめました!
目次
大嘗祭とは?日程はいつ?
大嘗祭とは、天皇が皇位継承に際して行う宮中祭祀です。
毎年この時期に行われるのは新嘗祭ですが、
今年のように新しい天皇が即位した時には大嘗祭となります。
ちなみに、大嘗祭が行われる年には新嘗祭は行われません。
儀式の意味合いとしては、
国家、国民のために、その安寧、
五穀豊穣を皇祖天照大神及び天神地祇に感謝し、
また祈念することです。
今年の大嘗祭は、11月14日〜11月18日と決定しています。
詳しい日程は以下の通りです。
11月14日 午後6時半〜 |
大嘗宮の儀(悠紀殿供饌の儀) |
---|---|
11月15日 午前0時半〜 |
大嘗宮の儀(主基殿供饌の儀) |
11月16日 | 大饗の儀 |
11月18日 | 大饗の儀 |
大嘗祭の儀式の内容は?
大嘗祭の一連の儀式について、
儀式の内容と意味合いを見ていきましょう!
大嘗宮の儀(悠紀殿供饌の儀・主基殿供饌の儀)
大嘗宮の儀は夕方から深夜にかけての儀式で、
大嘗祭の最も中心的な儀式といえます。
身を清められた陛下が特設された「大嘗宮(だいじょうきゅう)」の
「悠紀殿(ゆきでん)」、「主基殿(すきでん)」に入られると、
9月に「斎田抜穂の儀(さいでんぬきほのぎ)」で収穫された
お米などの神饌をお供えになります。
ちなみに今年の9月に「斎田抜穂の儀(さいでんぬきほのぎ)」が行われた斎田は、
栃木県の高根沢と京都県の南丹でした。
次に御告文(おつげぶみ)を読まれ、
お供えになった神饌を陛下ご自身がお召し上がります。
大饗の儀
「大饗の儀(だいきょうのぎ)」は、
大嘗宮の儀の参列者を招いた祝宴です。
「大饗の儀(だいきょうのぎ)」の参加者名簿や、
祝宴が行われる会場、気になる料理メニューについては別記事にまとめました!
大嘗宮の一般公開はいつ?場所はどこ?
こちらは10月20日に撮影された大嘗宮の画像です。
建設中だったのですが、ついに完成したのですね・・・!
大嘗宮があるのは皇居・東御苑で、
江戸城天守台のすぐ横になります。
こちらの大嘗宮の一般公開は、
11月21日~12月8日の約二週間です。
昨今の皇室への関心の高さから、
おそらく大勢の方が訪れるものと予想されます。
入場規制などもあるかと思いますので、
季節柄、風邪をひかないように暖かい服装でご準備くださいね!
また、おそらく宮中三殿や皇居周辺の神社には、
御朱印を求める参拝客で溢れかえることも予想されます。
大嘗宮だけでなく御朱印も、と考えている方は、
長時間並ぶことを考慮して、気温によってはホッカイロなどご持参くださいね^^
大嘗祭の参列者や国賓を調査!
大嘗祭の参列者や国賓について、
現段階では詳しいリストは公表されていません。
しかし人数は確定しているので、
内々の招待はすでに完了しています。
今年の大嘗祭への招待客は、
平成の時の参列者より約230人少ない約670人となりました。
即位礼正殿の儀からすると小規模と思ったアナタは感覚が麻痺しています^^;
500人超えはなかなか大規模ですよ!
大嘗祭の天皇皇后両陛下のお召し物は?
これは平成天皇である上皇さまが即位された年の大嘗祭の様子です。
上皇さまは白いお召し物に、
被り物をされているのが確認できますね!
こちらのお召し物は、
即位礼正殿の儀の「賢所大前の儀」で着られたものとよく似ていますね!
平安期から天皇が神事で身にまとう衣で、
「帛御袍(はくのごほう)」というみたいですね!
大正以降は皇后も祭祀に列するようになったとのことなので、
皇后様のお召し物もチェックしてみましょう!
こちらは上皇后・美智子さまの画像がなかったのですが、
おそらく陛下と同様に白いお召し物で神事に臨むものと思われます。
「賢所大前の儀」で見られた、白の十二単姿に、
おすべらかしの髪になるのではないでしょうか?