グループAとグループBでの貿易の優遇措置の違いは?
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8月2日、経産省は貿易管理上の優遇措置レベルを示す
「ホワイト国」という名称を取りやめましたね。

その代わりに出てきた名称が
「グループA」
「グループB」

なんか急に取ってつけたような名称になりましたね・・・

「ホワイト国」と聞くと、何となく優良国家なんだろうなというイメージが湧きますが、
「グループA」「グループB」だとちょっとイメージしづらい・・・

ここでは新たな名称「グループA」「グループB」の違いや、
それぞれに分類される国家についてみていきたいと思います。

そもそも「ホワイト国」の基準は何だったの?

ホワイト国の基準は、
細かいことをいうと色々な認定基準がありますが、
ざっくり要約してしまうのであれば、

危険国に武器製造に使う材料の横流しができない体制が整っている

かどうか、ということです。

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「グループA」「グループB」の違いは何?

「グループA」「グループB」がニュースなどで取り上げられていますが、
実際には「グループC」「グループD」もあり、
全部で四段階の貿易基準があります。

このうちホワイト国にあたるのは「グループA」のみです。

では、なぜそんな言い方をするようにしたのかというと、
韓国側への心情の配慮です。

やはり「韓国をホワイト国から除外する」というと、
なんとなく言葉の印象として「拒絶された」感じが出ますよね。

それを和らげるために、
韓国はグループAからグループBに入ることにした
と言っているわけです。

まぁ、実際は言い方を変えたところで、
日本でも韓国でも元々「ホワイト国から除外されるかどうか」でニュースになっていたため、
今更「グループA」「グループB」と言ったところで、
メディアは今まで通り「ホワイト国」という単語を使って表現していますし、
印象緩和には全く効果がなかったように見受けられます

これが、「ホワイト国云々」がメディアに出る前に名称変更していれば、
多少の印象緩和に繋がったかもしれませんが・・・

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「グループA」「グループB」に分類されている国家は?

グループAに入っている国家

現在グループAに入っている国は、
もともと「ホワイト国」と認定されていた以下の国々です。

  • アイルランド
  • イギリス
  • イタリア
  • オーストリア
  • オランダ
  • ギリシャ
  • スイス
  • スウェーデン
  • スペイン
  • チェコ
  • デンマーク
  • ドイツ
  • ノルウェー
  • ハンガリー
  • フィンランド
  • フランド
  • ブルガリア
  • ベルギー
  • ポーランド
  • ポルトガル
  • ルクセンブルク
  • アメリカ
  • アルゼンチン
  • カナダ
  • オーストラリア
  • ニュージーランド
  • 韓国

ここから、今月28日をもって韓国がグループBに移動となるわけです。

グループBに入っている国家

グループBは、日本が取り決めた輸入に関する条件で、
一定要件を満たす国・地域(グループA以外)が属されます。

要は、グループA(ホワイト国)まであと一歩の国、ということですね。

現在はまだグループBに入っている国家はありません。

今月の28日をもって、
韓国がこちらのグループBに入る予定です。

グループCに入っている国家

グループCは、グループA、グループB、グループD以外の
その他貿易関係にある全ての国が該当します。

つまり、「その他の国」という一番多いグループです。

グループDに入っている国家

グループDは、原則として輸入が制限されている国のことで、
以下の3国が入っています。

  • イラン
  • イラク
  • 北朝鮮
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