GSOMIAとは何?破棄の理由と日本への影響は?アメリカの反応も!
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ついに韓国が恐ろしい決断をしてしまいましたね。
 

日米韓のGSOMIA(軍事情報包括保護協定)を
事前予告もなしに破棄することを発表してしまいました。
 

本当に水面下での予告もなかったようで、
関係者は発表の1時間前にはメディアに向かって
破棄はないものと楽観的なコメントを発していました。
 

なので、発表を受けて関係者皆が仰天状態。
 

安倍首相もメディアの質問に答えることなく、
緊急会議に臨んでいるものとみられます。

そもそも、GSOMIAとは何のこと?

GSOMIA(包括的保全協定)とは、
ざっくり簡単に言ってしまえば、
軍事的な秘密情報を仲の良い国同士でシェアし合う協定のことです。
 

wikipediaではこのように説明されています。

軍事情報に関する包括的保全協定(ぐんじじょうほうにかんするほうかつてきほぜんきょうてい、英語: General Security of Military Information Agreement, GSOMIA、ジーソミア)とは、同盟など親しい関係にある2国あるいは複数国間で秘密軍事情報を提供し合う際、第三国への漏洩を防ぐために結ぶ協定。
 

日本では、今回問題となっている日米韓の協定の他にも、
全部で7つのGSOMIAを締結しています。

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破棄することで日本へどのような影響が出るのか?

日本は哨戒機や情報収集衛星などの観測技術に長けているため、
多くの情報を韓国、アメリカに提供してきました。
 

北朝鮮のミサイル発射も、
3カ国で一番早く検知して警告を出していることも多々ありました。
 

ただ、北朝鮮の内部の動向については、
やはりお隣さんなだけあって韓国からの情報を頼るところも多かったので、
GSOMIAの継続を求めていたわけです。
 

しかし、韓国との連携はなくなっても、
アメリカとの連携がありますので、
全く北朝鮮の情報が入ってこない、ということにはならないそうです。
 

なので、情報が入ってこないというよりは、
3カ国での連携が崩れたという事実が、
北朝鮮などへの牽制を弱くする、ということが
日本にとって最も大きな影響と言えるでしょう。
 

しかしこれは、日本だけでなく、
韓国にもアメリカにも、ひいてはアジア全体に
等しく降りかかる影響とも言えるでしょう。
 

加えて、韓国は北朝鮮との距離の近さから、
より素早いミサイル発射情報などを入手する必要があるにも関わらず、
それをアメリカを介してでないと手に入れられなくなるわけですから、
韓国は自分の首を締めてしまった、という声も挙がっています。

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韓国が破棄を決めた理由は?

韓国がGSOMIA破棄を決めた理由として、
先日決めた韓国のホワイト国除外のことを挙げているそうです。
 

韓国がホワイト国除外(AグループからBグループへの移動)が
実行されるのが今月28日です。

 

それまでに、なんとか日本にホワイト国除外を撤回するようにと
圧力をかけたくて仕方がない韓国。
 

大統領が強い言葉で批判してみたり、
国内でデモ活動をしてみたり、
日本製品の不買運動をしてみたり、
原発の放射線物質の影響をつついてみたり、、、
 

と、手を替え品を替えあれこれやってきましたが、
日本政府は一向に態度を変える様子はない。
 

日本からすると、韓国のホワイト国からの除外は
現状の韓国の貿易管理状況からは仕方がないことですし、
ホワイト国に返り咲くように管理状況を見直してもらえれば、
また規定に沿って認定するだけなので、
わざわざ韓国の顔色を伺って除外撤回する必要性がありません。
 

21日に行われた日韓外相会談でも
河野大臣が毅然とした態度で日本の措置の正当性を主張したことで、
これまでの行動では日本への打撃が少ないと判断し、
翌日になって、より大きな打撃を与えるために
GSOMIA破棄を打ち出したものとみられています。
 

しかしこの決定は、
どちらかというと韓国側のデメリットの方が大きく
これで日本が動じなかった場合は単なる自滅に終わってしまうという、
諸刃の剣の決断でもあります。
 

当然、周りで遠巻きにみていた各国にも
デメリットしかない選択をしてしまった韓国、という目で見られてしまうでしょう。
 

侵略を考える国家からすると、
わざわざ連携を甘くして
付け入る隙を作ってくれたわけですから、
大変喜ばしい状況でしょうね。

アメリカの反応は?

現在はまだアメリカからの正式なコメントはありませんが、
トランプ大統領をはじめとする各関係者が、
しきりに日韓に向けて「GSOMIAはアジアの安全保障上の要となる」と
存続を求めてきていただけに、
この事態を非常に重く受け止めているものと思われます。
 

ただし、韓国はアメリカとの協定は保持するとのことで、
日本とのみ協定を破棄すると発表しています。
 

つまり、日米韓の協定は失われましたが、
日米、韓米の協定は生きているわけです。
 

とは言っても、3カ国で連携して各国に睨みをきかせるのと、
それぞれ連携しているものの、
連携に穴がある状態で睨みをきかせるのでは、
圧倒的に圧力差が生じてしまいます。
 

アジア情勢で今一番警戒が必要なのが北朝鮮です。
 

なんせ、北朝鮮はこれでもかというくらい、
バンバンにミサイル撃ちまくってますからね!
 

そして、韓国側は北朝鮮に対して非常に友好的態度を取っていますが、
北朝鮮側は韓国に対してそうでもない。
 

というか、ムンジェンイン大統領に向かって
「近年稀に見るあつかましさ」
「まともな思考回路が働いているかすら疑問だ」
など、なかなか辛辣なコメントを発表しています。
 

となると、国境が繋がっている韓国が一番危険な状態といえます。
 

そういった背景があるため、
日米の関係者は口を揃えて
「韓国軍も軍事のプロであるから、
なんだかんだで協定は保持の道に進むだろう」
と対話での解決を目指してきました。
 

それが、まさかの破棄の道に進むとは・・・
 

未だ驚きと混乱の最中ですが、
事情に詳しい専門家たちは
「感情的なこの決定で、韓国が一番デメリットを被ることになる」
と、その選択に呆れている声も多く挙がっています。
 

まぁ、素人考えでも、
隣でミサイルバンバン売ってる状態で
GSOMIAの破棄は無いと思いますよね。
 

トランプ大統領もGSOMIA存続は強く希望していましたし、
アメリカの韓国政府に対する心証は悪くなったでしょうね。
 

実際に元防衛相の中川氏は、
「今は日米韓の関係強化が重要な局面だ。米国は相当怒ったのでないか」
と指摘しています。
 

三ヶ国にデメリットしかないこの決定をうけて、
水面下ではアメリカから韓国へ、
何かコメントが出されているかもしれませんね。
 

今までは、あくまで日韓関係は当事者だけで解決してほしいという
中立の立場をとってきたアメリカですが、
この局面にきて、いよいよ仲介役として
日韓の関係を取り持つ行動に出るかもしれませんね。

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